4日、DeNAから戦力外を受けていた徳山 壮磨投手(大阪桐蔭ー早稲田大)が今季限りで現役引退することを自身のInstag…
4日、DeNAから戦力外を受けていた徳山 壮磨投手(大阪桐蔭ー早稲田大)が今季限りで現役引退することを自身のInstagramで表明した。
大阪桐蔭時代にセンバツ優勝を経験。早稲田大でも3年時春のリーグ戦で最優秀防御率、ベストナインに選出され、21年のドラフトでDeNAから2位指名を受けた。
プロ入り3年目でようやくプロ初登板を果たすと、一時期は勝ちパターンを任されていた。しかし腰椎椎間板ヘルニアの影響などでリハビリが続き、今季も一軍登板なく9月25日に戦力外となった。トライアウトでは3人と対峙し、三ゴロ、三ゴロ、四球に抑えた。走者を出したものの、安打を許すことはなく、オファーを待ったが吉報は届かなかった。
インスタグラムでは冒頭で「この18年間良い思いも沢山しましたが苦しいことがほとんどで、本当に自分でも良くやったと褒めてあげたいと思ってます」と記した。その後に家族への感謝を示し「もっと活躍して家族に恩返し、親孝行をしてあげたかったけど自分の力不足で4年という短いプロ野球選手になってしまったのがとても悔しいです。プロという舞台はそれだけ厳しく、結果が全ての世界です」と綴った。
続けて「その環境は僕にとって貴重な経験を出来たと心の底から感じてます。悔いがないって言えば嘘になりますが、こうしとけば良かった、あのようにしておけば良かったという後悔はありません。その時その時に自分が全力で取り組んできたと思えるくらいやったという自負があるからやり切ったと思っています」と素直な思いをコメントしている。
終盤ではファンへの思いも投稿。「ファンの皆様いつも温かいご声援ありがとうございました。沢山の応援が僕の背中を後押ししてくれましたし、パワーを頂きました。ハマスタに大きな声援が響きわたる中で投げることがすごく気持ちよくてあれほど気持ちが高ぶるマウンドはハマスタだけでした。この4年間で色々な経験をして成長することが出来たと思っています。横浜DeNAベイスターズという球団で野球ができた事、素晴らしいファンの方達の中で野球ができたことは自分の一生の財産です」と思いをよせた。
今後は横浜DeNAベイスターズの球団職員として働いくことも明かした。「社会人1年目として分からない事沢山出てくると思いますが、野球以上に夢中になれる事をみつけて第2の人生をスタートさせていきたいと思っています」と再びチームを支える仕事に就くこととなる。