清水ユースの沢登正朗監督(55)が契約満了に伴い、今季限りで退任することが3日、分かった。今日4日にもクラブから正式発表…
清水ユースの沢登正朗監督(55)が契約満了に伴い、今季限りで退任することが3日、分かった。今日4日にもクラブから正式発表される。
沢登監督は22年1月にユースの監督に就任。現役時代に背番号10をつけ、清水一筋で活躍した「ミスターエスパルス」が現役引退の05年以来17年ぶりに古巣復帰を果たした。
監督1年目は高校年代最高峰のプレミアリーグ(L)からプリンスL東海に降格。その後は2年連続でプレミアL参入プレーオフ(PO)敗退と苦杯をなめてきた。それでも、就任4年目の今季はプリンスL東海で開幕から17戦無敗と圧倒的な強さで2連覇を達成している。
指導の中で意識したのは、次世代への継承。「オレンジのユニホームを着て戦う意義」を伝え続け、トップチームで活躍できる選手の育成に力を注いできた。退任後は指導者として新たな道を模索するため、愛するクラブを離れる。6日の磐田ユースとの「静岡ダービー」が今季のリーグ最終戦。3年連続出場となるプレミアL参入PO(12日開幕、広島)が監督として臨む最後の公式戦になる。