J3アスルクラロ沼津は3日、JFL2位・レイラック滋賀との入れ替え戦第1戦(7日)に向けて静岡・裾野市内で練習を行っ…
J3アスルクラロ沼津は3日、JFL2位・レイラック滋賀との入れ替え戦第1戦(7日)に向けて静岡・裾野市内で練習を行った。今季途中から中山雅史前監督に代わり指揮を執る鈴木秀人監督は、2017年から沼津が戦い続けてきたJ3リーグからのJFL降格を何としても防ぐ構えだ。
11月29日に行われた最終節・讃岐戦は0―1で敗れ、3連敗で今季を終えた。選手たちは敗戦翌日にリカバリーした後、2日間のオフを挟み、この日は約2時間のミニゲームなどで汗を流した。鈴木監督は「ここ2試合は沼津らしくない戦い方だった。そこを理解した上で、自信を取り戻し、初戦に備えたい」。前節では、チャンスの場面で前線にボールを出し切れないシーンが多かったことから、意識を確認し直していた。
レイラック滋賀との入れ替え戦は、7日のアウェー戦と14日のホーム戦による2試合(引き分けあり)で行われる。勝利数が多いチームが来季J3でプレーすることになる。勝利数が並んだ場合は得失点差で決まり、それでも決まらなければ第2戦終了後に延長戦、なお決着しなければPK戦にもつれ込む。
ジュビロ磐田でプレーしていた鈴木監督は、2008年の仙台とのJ1・J2入れ替え戦を引き合いに出した。当時は第1戦が引き分け、2戦目に勝利して残留を決めた。挑戦者として伸び伸びと戦う仙台に対し、自身は緊張した経験があり、その記憶を踏まえて選手たちには「開き直ってやるしかない。気持ちで負けていると、試合でも負ける」と説いたという。「選手たちには悔いが残らないようにプレーしてほしい」と思いを込めた。(伊藤 明日香)