J3のアスルクラロ沼津は3日、JFL2位のレイラック滋賀の入れ替え戦第1戦(7日・アウェー)に向け、静岡・裾野市内で練…
J3のアスルクラロ沼津は3日、JFL2位のレイラック滋賀の入れ替え戦第1戦(7日・アウェー)に向け、静岡・裾野市内で練習を行った。今季チーム最多の8得点を挙げたMF柳町魁耀(かいよう、23)は、「まずはアウェーでの戦いになりますが、多くのサポーターが駆けつけ、いい雰囲気を作ってくれていると思います。みんなで勝つこと、そして次につながる試合にしたい」と闘志を燃やした。
この日は、2日間のオフ明けから約2時間にわたりミニゲームなどで汗を流した。11月29日の今季最終節・讃岐戦は0―1で敗れ、チームは3連敗でシーズンを終えた。それでも、柳町は2試合連続で途中出場となったが、ポジショニングを意識したことで「ボールを受ける回数が増え、自然とチャンスを作れていた」と個人的には手応えを感じている。
レイラック滋賀との入れ替え戦は、7日のアウェー戦と14日のホーム戦による2試合(引き分けあり)で行われる。勝利数が多いチームが来季のJ3出場権を獲得する。勝利数が並んだ場合は得失点差で決まり、それでも決まらなければ第2戦終了後に延長戦が行われ、なお勝敗が決まらなければPK戦で決着する。
「点取り屋」は昨季、水戸から沼津に加入。移籍初年度は20試合に出場して2得点を記録。今季はチームで唯一のフル出場を果たし、キャリアハイとなる8得点を挙げた。「言葉で言い表すのは難しいのですが、沼津は自分にとって『もう一度サッカーで上を目指したい』と思わせてくれたクラブです。だからこそ感謝していますし、なんとか残留への力になりたい」と、恩返しの思いを語った。(伊藤 明日香)