ラグビーの国内リーグ・リーグワンの5シーズン目の開幕(13日・秩父宮ほか)前会見が2日、都内で行われた。昨季10位に沈…

 ラグビーの国内リーグ・リーグワンの5シーズン目の開幕(13日・秩父宮ほか)前会見が2日、都内で行われた。昨季10位に沈んだトヨタ主将の日本代表FW姫野和樹(31)は「去年は悔しい思いをしたので、チームとして優勝目指す。継承と進化がテーマ。トヨタらしさを大事にしたい。FWは重大な責任がある」と浮上を誓った。

 オフシーズンは日本代表活動に参加していなかったが、姫野は「実は辞退しました。けがで。あまりコンディションが上がってなかった。去年は(チームがD2降格の可能性もあり)かなり危ない位置にいて無理をしたので、夏はコンディションが悪くて整なわなかった」と告白。「8年間ずっと代表に行ってたので、のんびり過ごせて心身リラックスできた。すごくコンディションはよくなって、体の調子とラグビーに対する意欲がすごく高まった」と明かした。

 27年W杯に向けて、日本代表では多くの若手が活躍。「すごく若い選手ばかりで、いいなと思う。すごくよくやっているなと思う」。自身の今後の代表活動については「意欲はあるが、先のことばかりを考えてもしょうが無い。今やるべき事はリーグワンでトヨタのチームを勝たせること。その延長線上に代表がまたあると思う。まずはリーグワン、自分のパフォーマンスにフォーカスしたい。(代表に招集されれば)もちろん行かせてもらいたい」と考えを明かした。

 つかの間の休息で自身の足元も見つめ直した。「気付いたら31(歳)で、ラグビーやれてもあと数年と考えたら、ラグビーを楽しみたいなと。経験のある選手、期待される選手という意味ではたくさんのプレッシャーがあるが、まずは自分がラグビーという競技の何が好きなのか、何を楽しめるかを考えてラグビーをしたい。純粋に競技を楽しむことを大事にしたい」と再確認した様子だった。