日本野球機構(NPB)は2日、各球団が来季も契約する権利を持つ保留者名簿を発表した。阪神はすでに自由契約となっていたビー…
日本野球機構(NPB)は2日、各球団が来季も契約する権利を持つ保留者名簿を発表した。
阪神はすでに自由契約となっていたビーズリー、ハートウィグをのぞいて、支配下の外国人選手全員が保留者名簿から外れた。ラファエル・ドリス投手(37)、ジョン・デュプランティエ投手(31)、ラモン・ヘルナンデス内野手(29)、ニック・ネルソン投手(29)、ハビー・ゲラ投手(30)の5人。
今季途中に四国IL高知から古巣に復帰したドリスは、20試合の登板で2勝2敗5ホールド、防御率1・93で残留が濃厚。
デュプランティエは、15試合に先発して6勝3敗、防御率1・39、2完封と活躍。下肢の故障で8月に戦線離脱となったが、リハビリを経て日本シリーズ第2戦の先発を託された。
ヘルナンデスは47試合の出場で96打数22安打1本塁打、打率2割2分9厘。ネルソンは主に中継ぎで23試合に登板し2勝1敗7ホールド、防御率1・93だった。来日2年目のゲラは今季は6試合の登板にとどまり0勝1敗1ホールド、防御率13・50だった。
保留者名簿を外れると、今後は阪神以外の国内外の球団と交渉が可能となる。
◆保留者名簿 球団は毎年11月30日以前に、コミッショナーに次年度選手契約締結の権利を保留する選手を全保留選手名簿として提出する。名簿は12月2日に公示される。記載された選手は外国のいかなる球団をも含め、他の球団と選手契約に関する交渉を行うことが禁止される。記載されない選手は12月2日に自由契約選手として公示され、いずれの球団とも自由に選手契約を結ぶことができる。