東京五輪レスリング女子50キロ級金メダルの須崎優衣(26)=キッツ=が2日、オンラインで取材に応じ、18日に開幕する全…
東京五輪レスリング女子50キロ級金メダルの須崎優衣(26)=キッツ=が2日、オンラインで取材に応じ、18日に開幕する全日本選手権(駒沢体育館)に向けて「純粋に優勝したい。ロス五輪のスタートを切る大会。金を奪還するために1から挑戦者として、須崎優衣らしいレスリングで優勝したい」と意気込みを語った。
エントリー階級は、4日に日本協会から正式に発表される。50キロ級か53キロ級かの選択に注目が集まるが、須崎は「悩まなかった」と即答。「1番の目標はロス五輪で金を奪還すること。金を取るためにこっちが合っているなと」と、3年後を見据えて階級を選択したことを明かした。
2連覇を逃したパリ五輪の復帰戦となった国民スポーツ大会(滋賀)では、53キロ級で出場して準々決勝で敗退。悔しさの分、弱点も明確になり、現在は課題克服に向けて充実した練習が積めているという。
全日本選手権まで約2週間。須崎は「パリ五輪で勝つことの難しさ、厳しさを改めて学んだ。レスリングでも人生としても考え直す機会になった。悔しい経験だったけど、学ばされたことが多いし、次に金メダルを取ったからこそ学べて良かったと思えると思う」と決意を込めた。