◆明治安田J1リーグ▽第37節 東京V0―1鹿島(30日・味スタ) 鹿島は東京Vを1―0で下し、9季ぶり9度目のリーグ制…
◆明治安田J1リーグ▽第37節 東京V0―1鹿島(30日・味スタ)
鹿島は東京Vを1―0で下し、9季ぶり9度目のリーグ制覇に王手をかけた。後半29分に途中出場のMF松村優太が決勝点を挙げた。
採点と寸評は以下の通り。
鬼木達監督【6・0】厳しい前半だったが「0―0なら選手交代で勝てる」という成功体験が勝ち点3に近づける。あと1つ
GK早川友基【7・0】あのシュートをキャッチされては、蹴った側もお手上げだろう。駆け引きの勝利。あれがなければ勝ち点ゼロもあり得た
DF濃野公人【6・5】攻撃で見せ場は限られ、警告も1枚受けたが、守備対応では素晴らしいパフォーマンスを続けた
DF植田直通【6・0】90分の多くがヴェルディペースだった中、決定機という決定機を作らせず
DFキムテヒョン【6・0】守備対応にバタバタする場面もありつつ、ここぞの場面で防ぐ強さも発揮
DF小川諒也【6・0】早川の超人セーブは、ド根性スライディングでゴール右側のコースを切っていたからこそ。鹿島らしい選手になってきた
MF三竿健斗【5・5】守備強度では威力発揮も、特に前半は攻撃のスイッチを入れたい場面でミスが散見
MF知念慶【5・5】要所で唯一無二の個性は出したが、中盤の勝負はヴェルディに完敗
MFエウベル【5・0】ジャブを打ち続けることで松村にバトンは渡した。しかし強烈なストレート1発もどこかで見せたいし、守備で穴を開けてしまっては採算が合わない
FW鈴木優磨【5・0】右サイドでの先発となったが、思うようにボールに触れず沈黙。シュートも打てず
FW田川亨介【6・0】特に前半は配球されるボールが単調だったものの、脚力生かして必死にプレー
FWレオセアラ【6・0】シュート5本は空砲となったが、松村の決勝点はそのシュートから。シーズン20点目は、最終節に温存ということで
MF松村優太【7・0】後半9分IN。松村はまだか、松村はまだかと期待させ、INで流れを変えてゴールまで奪った。まさに切り札、まさにジョーカー。MOM
MF荒木遼太郎【6・5】後半27分IN。メッセージ付きの絶妙スルーパスで得点を演出。迫力十分のプレスも含め、役者が違うなと思わせるパフォーマンス
MF舩橋佑【6・0】後半27分IN。投入まもなく先制したことで、1―0相当のディフェンシブな役割も求められたが、順応
MF樋口雄太【―】後半46分IN。けがから約2か月ぶり復帰
DF津久井佳祐【―】後半46分IN。出場時間の割に忙しく、密度高くクローザー役を全うした
御厨貴文主審【5・0】「流し傾向」だったのか「厳しく取る日」だったのか「中間」だったのか。基準不明でそれすらわからないというのが1番まずい
※平均は5・5~6・0点。MOMはマン・オブ・ザ・マッチ(採点・岡島 智哉)