浦和のマチェイ・スコルジャ監督(53)が、来季も続投することが30日、濃厚となった。複数のJリーグ関係者が明かした。昨…

 浦和のマチェイ・スコルジャ監督(53)が、来季も続投することが30日、濃厚となった。複数のJリーグ関係者が明かした。昨季途中に2度目の浦和監督に就任した同監督は、今季ここまで8位。5月には2位まで順位を上げた時期もあったが、後半戦は優勝争いには絡めなかった。しかし昨季の13位からは順位を上げており、契約が残る来季の特別シーズンは、クラブは現体制継続の方針を固めた模様だ。

 今季の浦和は7月に米国で行われたクラブW杯で、インテルやリバープレートという世界の強豪と対戦。1次リーグ3連敗で大会を去ることになったが、クラブW杯に向けチームのピークを合わせたことが、後半戦の失速につながった。シーズン終盤には深刻な得点力不足に陥るなど課題も多いが、DF根本ら若手を起用して来季への可能性を示した部分もあった。

 スコルジャ監督は今夏、ポーランド代表監督のオファーも受けたが、これを固辞。「私は浦和での目標もありましたので、ここに残ることにしました。Jリーグで優勝するという夢をかなえるのも、これがラストチャンスだと思って挑んでいます」と語っていた。来季は半年間の特別シーズンで、その夢に挑むことになる。