トライアウト参加者で新天地が決まったのは育成の2人だけ 11月も最終日となったが、プロ野球では今オフに戦力外や退団となり…
トライアウト参加者で新天地が決まったのは育成の2人だけ
11月も最終日となったが、プロ野球では今オフに戦力外や退団となり、未だに去就が決まらない選手が数多く残っている。かつての優勝メンバーやタイトル経験者ら実績のある面々は、来季の新天地を見つけることができるのだろうか。
12日には、戦力外となった選手たちのアピールの場となる「エイブル トライアウト2025」が開催され、38人が参加した。しかし、参加者のうち30日時点で契約が決まったのは巨人と育成契約を結んだ川原田純平内野手(前ソフトバンク)と日本ハムと育成で再契約が決まった福田俊投手の2人だけだ。
トライアウト参加者以外では、西武を戦力外となった元山飛優内野手は阪神に、モンテル外野手はヤクルトへの入団が決まり、ロッテを戦力外の柿沼友哉捕手はヤクルトが獲得。ソフトバンクから戦力外の武田翔太投手は韓国のSSGが新天地に決まった。
だが、いまだ去就が決まっていない大物選手は数多くいる。2021年打点王、2022年最多安打の島内宏明外野手、2022年新人王の水上由伸投手、通算503登板の又吉克樹投手、通算350登板の平井克典投手ら実績のある選手は、今のところ未定だ。
かつて広島の3連覇で主力だった田中広輔内野手と松山竜平外野手の両ベテラン、オリックス3連覇に貢献した福田周平外野手も戦力外を受け、現役続行へ模索が続く。
今季最下位に終わったロッテからは、通算1143安打、2021年盗塁王の荻野貴司外野手、メジャーリーグでもプレーした澤村拓一投手、通算79勝の石川歩投手ら実績のあるベテランが相次いで退団となった。
この他、今オフには阪神の島本浩也投手と日本ハムの伏見寅威捕手との交換トレードが成立。それ以外は今のところ動きはなく、現時点では静かなオフとなっている。FAでは、DeNAの伊藤光捕手が楽天に、桑原将志外野手が西武へ、日本ハムの松本剛外野手が巨人への移籍が決まった。(Full-Count編集部)