「関西大学ラグビー、天理大47-15京産大」(30日、花園ラグビー場) 2年ぶりの王者奪還を目指した京産大は、天理大の…
「関西大学ラグビー、天理大47-15京産大」(30日、花園ラグビー場)
2年ぶりの王者奪還を目指した京産大は、天理大の守備を崩せずに敗れた。前半11分にナンバー8のシオネ・ポルテレ(4年)がトライを決めはしたが、その後は敵陣深くに攻め込んでも相手の組織的な防御に苦戦。ラインアウトの正確性も欠き、後半は攻めながらも逆にカウンターを浴びて失点する場面が目立った。
体を張ったプレーでチームを引っ張ってきた主将でフランカーの伊藤森心(4年=松山聖陵)は敗戦直後、しばらくグラウンドから立ち上がることができず。会見でも言葉を詰まらせ「僕の責任でチームを勝たせることができなかった。僕の責任です」と悔し涙を流した。
一般入試から主将になった努力家で、元日本代表SOの広瀬佳司監督からは揺るぎない信頼を得ている。
同監督は「完敗になってしまいましたが、ひたむきに戦ってくれたことがうれしかった。ここまで全勝で勝ち進んできた学生たちを誇りに思う」と語り、さらには「もう1回、私たちらしいアイデンティティを出したい。キャプテン以下、結束させて臨めば、いい結果が出ると信じています」と次なる戦いを見据えた。
全国大学選手権は12月14日の初戦(花園)で関東対抗戦5位とあたり、順当に勝ち進めば準々決勝(20日、ヤンマー)は関東リーグ戦優勝の東海大との対戦になる。