「明治安田J1、神戸0-0FC東京」(30日、ノエビアスタジアム神戸) 神戸はホーム最終戦で0-0で引き分けた。試合前…
「明治安田J1、神戸0-0FC東京」(30日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸はホーム最終戦で0-0で引き分けた。試合前まで勝ち点1差だった京都、広島が勝ったため、神戸は5位に転落した。吉田孝行監督は試合後のセレモニーで「今季限りで退任することにしました」と発表。来季は他クラブで指揮を執ることも明かした。
あいさつで「1年間ご支援、ご声援ありがとうございました。今季もタイトルを目標に頑張ってきましたが、自分の力不足で申し訳ございません」と謝罪。続いて、今季限りでの退任を発表し、涙をこらえながら「苦しい状況で監督を引き受けて、ここ3年は優勝争いするチームに成長しました。ピッチで躍動する選手たちが好きでした。このスタジアムの雰囲気、何よりサポーターの声援が力になりました」と話した。
会見で同監督は「ずっと神戸でやりたいと思っていた。オファーも出すと、夏ぐらいからずっと言われ続けていて、11月に入っても言われて、最終的にいただけなかったということ」と説明した。その上で「条件も考えの違いというか、方針の違いというのもあった。クラブはいろんなやり方がある。そこはクラブに感謝しているし、リスペクトしている」と結論に至った経緯を明かした。
今後については「情熱があるうちはやり続けたいと思うので、しっかり評価してくれるチームがあった」と来年から他クラブで監督に就任するとした。
クラブ30周年でリーグ3連覇を目指した神戸は前節のG大阪戦で引き分け、優勝の可能性はなくなっていた。2連覇がかかっていた天皇杯も準優勝だった。