「明治安田J1、神戸0-0FC東京」(30日、ノエビアスタジアム神戸) 神戸はホーム最終戦で0-0で引き分けた。試合前…
「明治安田J1、神戸0-0FC東京」(30日、ノエビアスタジアム神戸)
神戸はホーム最終戦で0-0で引き分けた。試合前まで勝ち点1差だった京都、広島が勝ったため、神戸は5位に転落した。吉田孝行監督は試合後のセレモニーで「今季限りで退任することにしました」と目に涙を浮かべて発表した。
あいさつで「1年間ご支援、ご声援ありがとうございました。今季もタイトルを目標に頑張ってきましたが、自分の力不足で申し訳ございません」と謝罪。続いて、今季限りでの退任を発表し「苦しい状況で監督を引き受けて、ここ3年は優勝争いするチームに成長しました。ピッチで躍動する選手たちが好きでした。このスタジアムの雰囲気、何よりサポーターの声援が力になりました」と時折、声を詰まらせながら話した。
主将のDF山川は監督について「びっくりしました。ここまで引っ張っていただき、強くしていただきありがとうございました。感謝しかありません」とあいさつした。
試合は、前半からボールを保持し、相手陣内で攻め続けたが、相手の守備に阻まれ決定機を決められず、後半追加タイムになってもスコアを刻むことはできなかった。37試合で総得点46と少ない今季を象徴した。
3連覇を目指した今季は前節のG大阪戦で引き分け、優勝の可能性はなくなっていた。2連覇がかかっていた天皇杯も準優勝だった。
吉田監督は2022年途中から3度目の神戸監督に就任。23、24年にJ1連覇を果たし、24年は天皇杯との2冠を達成した。