<国内女子ゴルフツアー:JLPGAツアー選手権リコー杯>◇第3日◇29日◇宮崎CC(6543ヤード、パー72)◇賞金総額…

<国内女子ゴルフツアー:JLPGAツアー選手権リコー杯>◇第3日◇29日◇宮崎CC(6543ヤード、パー72)◇賞金総額1億2000万円(優勝3000万円)

ルーキーの入谷響(19=加賀電子)が、逆転優勝圏内となる、首位と3打差の5位に浮上した。首位と5打差の9位から出て、4バーディー、2ボギーの70と2つ伸ばして回り、通算3アンダー、213。優勝すれば前身のレディーボーデンカップ時代の89年に、平瀬真由美が20歳で優勝したのを上回る、初の10代での優勝という快挙となる。

出だしの1番パー4で、フェアウエーからの第2打をミスした。残り90ヤードかたウエッジで放つと、グリーンに届かず、第3打のアプローチも寄せられずにボギー発進。「気持ち的には『やっちゃったな』と、落ち込んだ」と、何よりも内面で前向きになれず、出遅れた印象を残した。すると3番もボギー。それでも「最後の試合。強気にいって、課題を見つけて今季を終えたい」と、必死に前を向くと、3連続バーディーで盛り返した。

9番パー5で第3打を1メートル、10番パー4で第2打を3メートル、11番パー5でバンカーからの第3打を1メートルにつけ、3連続で伸ばした。さらに13番パー5もバンカーからの第3打を3メートルにつけて伸ばした。「今日はティーショットがよかった」と、パー3の4ホールを除いた14ホールのうち、11ホールでティーショットに選んだドライバーが好調だった。飛距離が武器の入谷は最終日に向けて「もちろん、優勝を目指して、ガンガン攻めていきたい」と、力強く話した。