ソフトバンク・柳田悠岐外野手(37)が29日、みずほペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億円ダウンの来…
ソフトバンク・柳田悠岐外野手(37)が29日、みずほペイペイドーム内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、1億円ダウンの来季年俸3億7千万円プラス出来高でサインした。来季は2019年オフに結んだ7年契約の最終年となる。
23年シーズンは日本人野手最高となる年俸6億2千万円だったが、近年は故障で出場機会が激減したこともあり、24年は同5億7千万円、25年は4億7千万円とこれで3年連続ダウン。この期間だけで「2億5千万円減」となった。
今季は4月中旬に自打球を当て「右脛骨の骨挫傷」でリハビリへ。最初は歩くことさえままならず、1軍復帰は5か月後の9月下旬だった。プロ1年目を除けばレギュラーシーズンは最少の20試合、打率.288、4本塁打、9打点の成績に終わっていた。
それでもポストシーズンでは大活躍した。日本ハムとの激闘になったCSファイナルでは第2戦に決勝3ラン。阪神と争った日本シリーズでは、日本一を決めた第5戦で阪神・石井から同点2ランを放つなど打率.455、1本塁打と存在感を発揮。ベテランとなった現在も球界屈指の強打者であることを証明した。
また、柳田は19年オフに7年契約を結んだ際には「(契約満了で)フィニッシュ。そこまで決まっています」と公言し、以降もその意思をたびたび口にしていた。しかし、この日「その先に契約が来るか。来シーズンの結果が大事になる。来シーズンしっかり活躍して、契約を考えていただけるような成績を出したい」と話し、心境に変化があったことを明らかにした。
「自分の体が動く限りは、いいパフォーマンスを出せるという自信を持ってプレーできるならば、やりたいと思います」
ポストシーズンの活躍についても「自信を取り戻せた」と口にした。進退をかけて臨む来季へ「カムバック賞を獲りたいですね。(同学年の大野)雄大(中日)が獲ったんで」と目標を定めていた。(金額はいずれも推定)