日本陸上競技連盟は29日、東京・国立競技場で年間表彰式「日本陸連アスレティックス・アワード2025」を開催し、最優秀選手…
日本陸上競技連盟は29日、東京・国立競技場で年間表彰式「日本陸連アスレティックス・アワード2025」を開催し、最優秀選手賞にあたる「アスリート・オブ・ザ・イヤー」に女子競歩の藤井菜々子(26=エディオン)が選ばれた。
9月の世界選手権東京大会20キロ競歩で日本新記録(1時間26分18秒)を樹立し、銅メダルを獲得。五輪を含めた世界大会では、日本女子競歩界初のメダルとなった。「本日はこのような素晴らしい賞をいただき、誠にありがとうございます。日本陸上競技連盟100周年という節目の年にいただけて光栄に思います。日本競歩では、谷井孝行さんが15年北京世界陸上で初めてメダルを獲得されてから今年で10年。その間も先輩方が常にメダルを獲得されてきて、そうした歴史の中で新しい1歩を刻めてうれしく思います」などと受賞の喜びを語った。
優秀選手賞には、男子競歩の勝木隼人(自衛隊体育学校)、山西利和(愛知製鋼)、男子110メートル障害の村竹ラシッド(JAL)が選出された。
新人賞には、男子100メートルで日本高校新記録&U18世界新記録となる10秒00をマークした清水空跳(そらと、16=石川・星稜高)らが選出。清水は「このような賞をいただけたり、結果を出せたりして、あらためて応援のありがたさを実感できた。これからもこのような賞をいただけるように頑張りたい」と語った。