◆スノーボード ビッグエア男子 W杯第1戦・決勝(2日、中国・張家口) 決勝は3本のうち得点が高い2本のスコアの合計で争…

◆スノーボード ビッグエア男子 W杯第1戦・決勝(2日、中国・張家口)

 決勝は3本のうち得点が高い2本のスコアの合計で争われ、3月の世界選手権金メダルの木俣椋真(ヤマゼン)が1本目に76・75点、3本目に81・75点をマークし、計158・50点で3位に入り、今季初の表彰台を飾った。

 初の五輪出場を目指す木俣は、1本目から逆スタンスから5回転半するスイッチバックサイド1980を決めて暫定3位につけると、2本目は着地が乱れたが、3本目はスイッチバックサイド1980でボードの先端をつかむノーズグラブからジャンプ中にかかと側のエッジをつかむメロングラブに持ち替えるトリッキーな技で観客を沸かせた。

 世界選手権5位の20歳・宮村結斗(ムラサキスポーツ)が2本目に5回転半するバックサイド1980を決めたが、1本目と3本目は着地が乱れて計113・25点で7位。昨季W杯種目別王者で、世界選手権銀の長谷川帝勝(たいが、TOKIOインカラミ)は、1本目から攻めて6回転の大技に挑戦した。2本目も6回転するバックサイド2160ウェドルグラブの大技に挑み、会場を沸かせたが、2本とも着地が乱れ、得点にはつながらず計107・75点で8位だった。

 23年W杯種目別覇者の木村葵来(きら、ムラサキスポーツ)は計83・50点で9位だった。

 来年2月に開幕するミラノ・コルティナ五輪代表選考レースが昨季のW杯、世界選手権から始まり、男子BAとスロープスタイルは激戦。木俣が今回の3位で初の五輪へ前進した。BAのW杯第2戦は、12月5日から中国・北京で行われる。