「バスケットボール男子・W杯アジア1次予選、日本90-64台湾」(28日、ジーライオンアリーナ神戸) B組で、世界ラン…

 「バスケットボール男子・W杯アジア1次予選、日本90-64台湾」(28日、ジーライオンアリーナ神戸)

 B組で、世界ランキング22位の日本は67位の台湾に90-64で快勝した。パリ五輪以来の代表復帰となった主将の渡辺雄太(31)=千葉J=がチーム最多の20得点を挙げる活躍。B組は日本、台湾のほか中国(27位)、韓国(56位)で、来年7月までホームアンドアウェー方式で戦い、上位3チームが突破。12チームによる2次予選を勝ち抜いた7チームと、開催国のカタールが2028年ロサンゼルス五輪の予選を兼ねたW杯に出場する。

 アカツキジャパンに戻ってきた主将が快勝発進をけん引した。パリ五輪以来の代表復帰となった渡辺雄がチーム最多の20得点の活躍を見せて、初戦を26点差で飾った。

 第1Qに富永のパスをアリウープダンクで決めるなど全開で仕掛けると、第2Qは連続3点シュートで9254人の観客で埋まった代表戦初開催のジーライオンアリーナ神戸を沸かせた。「バスケットが人気になっている証拠だと思う。よりバスケットを日本で大きくしていきたいので、ここで開催できて、たくさんの人に見てもらえたことは大きかった」と話した。

 代表復帰とともにホーバス監督から主将を託された。「責任は出てくるので、自分がしっかり発言できるように誰よりも先頭に立ってハードワークする。今日は自分の仕事ができたと思う」。仲間の好プレーを喜び、停滞する場面では鼓舞する姿も目立ち、コート内外で存在感を発揮した。

 W杯は五輪予選を兼ねるため重要な初戦だった。12月1日には敵地での台湾との再戦が待つ。「次同じように勝てるとは限らない」。2連勝に向け、主将に油断はない。