◆バスケットボール男子 W杯アジア1次予選 日本―台湾(28日、ジーライオンアリーナ神戸) B組で世界ランク22位の日本…

◆バスケットボール男子 W杯アジア1次予選 日本―台湾(28日、ジーライオンアリーナ神戸)

 B組で世界ランク22位の日本は同67位の台湾と対戦し、45―22で前半を終えた。28年のロサンゼルス五輪も兼ねる、27年のW杯出場へホーバスジャパンが大きくリードを奪っている。1次予選B組には中国と韓国も入り、来年7月までホームアンドアウェー方式で6試合を戦い、上位3チームが突破する。

 日本は斎藤拓実(名古屋D)、渡辺雄太(千葉J)、馬場雄大(長崎)、西田雄大(三河)、ジョシュ・ホーキンソン(SR渋谷)が先発。ホーキンソンのアシストから、馬場がレイアップシュートを決めて日本が先制し、会場を盛り上げた。その後はホーキンソンが3ポイント(P)シュートを決めると、渡辺雄が体勢を崩されながらもポイントを奪った。中盤は思うように得点が入らなかったが、途中から富永啓生(北海道)がコートイン。ボールを持ったまま素早くゴール下まで駆け、パスを受けた渡辺雄がそのままダンクシュートを鮮やかに決めるなど見せ場を作った。残り1秒では、馬場がセンターラインから放ったボールがネットに吸い込まれた。ブザービーターを決め第1クオーター(Q)を23―10で終えた。

 第2Qに入っても馬場の勢いが止まらなかった。23―13から素早くレイアップシュートを決めると、その後も得点を重ねた。富永も代名詞の3Pシュートを成功させ会場は熱狂の渦に包まれた。渡辺雄もレフトから鮮やかな3Pを決めると、立て続けにセンターからも3Pを奪った。最後は富永がセンターからブザービーターで3点を加えて会場は総立ち。45―22とリードを広げて後半へ向かった。