フィギュアスケート女子でグランプリ(GP)ファイナル(12月4日開幕、愛知・IGアリーナ)に臨む中井亜美(TOKIOイ…
フィギュアスケート女子でグランプリ(GP)ファイナル(12月4日開幕、愛知・IGアリーナ)に臨む中井亜美(TOKIOインカラミ)が28日、千葉・船橋市の拠点リンクで練習を公開した。シニアデビューの今季臨むGPファイナルに「実感がまだ湧いていない。会場にいったら緊張感も出てくると思うけど、今は試合が楽しみ」とハキハキと語った。
GP第1戦のフランス大会で優勝。大技のトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を武器に、連続表彰台でシリーズ上位6人に入った。26年ミラノ・コルティナ五輪シーズンに臨む17歳の新星に、この日はテレビカメラ10台以上、50人超の報道陣が集結。「予想を超えるメディアの方がたくさん来て下さったので、すごく緊張した」としつつ「いつも通り練習することができました」と、落ち着いた様子だった。
ミラノ五輪を見据え、GPファイナルは代表選考において重要な位置づけ。中井は「夢から目標に変わっているのは事実」と、シーズン前から比べた五輪との距離感に実感を込める。ただ「順位は気にしていない」と地に足をつけ「全日本が一番大事な試合と分かっているので。GPファイナルも全日本に向けての試合。アクセルの確立を高めて、他のジャンプの安定感も試合で発揮できるように頑張りたい」と意気込んだ。