B2ベルテックス静岡が28日、敵地の信州戦(29、30日・ホワイトリング)に向けて静岡市内で練習した。前節の福島戦でB…
B2ベルテックス静岡が28日、敵地の信州戦(29、30日・ホワイトリング)に向けて静岡市内で練習した。前節の福島戦でBリーグデビューを果たしたPG渡久地政睦(まさちか、23)が、チームのカンフル剤に名乗りを上げた。現在、3勝14敗で西地区最下位と低迷するが、「少しでもスパイスになれれば。ルーキーらしく積極的にプレーしていきたい」と、力を込めた。
Bリーグはあこがれの舞台だった。「小学生の頃からプロでプレーするのが夢だった。緊張とともに試合に出る責任を感じました」。22日の福島との第1戦で初出場。13分40秒のプレータイムで3点を挙げた一方、2ターンオーバーとプロの厳しさも味わった。第2戦では10分45秒出場し、プロ初の3点シュートを決めるなど5得点をマーク。森高大ヘッドコーチ(36)は「持っているものはいい。縦に切っていけるスピードがあるし、うちにはいないタイプ」と、評価。ディフェンス面でも「ボールマンに対するプレッシャーが強い」と、及第点を付けた。
元日本代表主将のPG橋本竜馬(37)が、今月5日にインジュアリーリスト入り。司令塔の補強として21日に正式契約(アマ契約)が発表された。沖縄出身で、豊見城高時代にはウィンターカップの北陸学院(石川)戦で40点をマークするなど活躍。大学は国士舘大に進んだ。
現在、チームは4連敗中だ。今節の信州戦では、ワールドカップアジア予選のグアム代表に選出されたSGサイモン拓海(25)が不在。好調のシューターがいない分、外回りの選手の出場機会は増えそう。「チーム関係者に、取って良かった、と思ってもらえるようなプレーをしたい」。ヤングパワーで、連敗中の嫌なムードを吹き飛ばす。