スポーツを通じて環境問題解決を考えてもらおうと、日本ラグビー協会、ジャパンラグビーリーグワン、横浜市で2027年開催の国…

スポーツを通じて環境問題解決を考えてもらおうと、日本ラグビー協会、ジャパンラグビーリーグワン、横浜市で2027年開催の国際園芸博覧会(花博)を運営する国際園芸博覧会協会の3団体による包括連携協定の締結式が28日、東京・秩父宮ラグビー場で行われた。

日本協会によると、芝生の上でプレーするラグビーは、天候や気温、グラウンドの芝の状態など、自然環境の影響を大きく受けやすい。同協会は昨年10月にスポーツ団体では世界初となる「環境サステナビリティ推進宣言」をした。これまで試合会場での二酸化炭素(CO2)の排出量算定や食用油の回収やフードドライブなどを自治体と連携し、取り組んできた。

2年後に開催される花博に向けてはリーグワンの各チームの選手やスタッフによるSNSの発信活動、日本代表の試合会場にはイベントの告知ブースを設置する。さらに、来年に100周年を迎える日本ラグビーのエンブレムであるサクラを会場となる同市瀬谷区の旧上瀬谷通信施設の敷地内での植樹も予定している。

ゲストには元男子15人制代表で東芝ブレイブルーパス東京のアンバサダーを務める大野均(47)と、神奈川県出身で女子15人制代表バックスの山本実(28=YOKOHAMA TKM)が駆けつけた。

世界的イベントの盛り上げに、日本協会の土田雅人会長は「2027年の横浜の美しい桜並木が日本ラグビーの躍進を後押ししてくれる」。リーグワンの東海林一専務理事は「ラグビーをできること、応援できることはすべて素晴らしい地球環境があるから。環境サステナビリティの実現、これをさらに高めたい」と話した。