フィギュアスケート女子の中井亜美(17=TOKIOインカラミ)が28日、拠点の千葉・三井不動産アイスパーク船橋で練習を公…

フィギュアスケート女子の中井亜美(17=TOKIOインカラミ)が28日、拠点の千葉・三井不動産アイスパーク船橋で練習を公開した。

初出場となるグランプリ(GP)ファイナル(12月4~7日、愛知・IGアリーナ)を目前に控え、約45分間リンクで汗を流した。得点源のトリプルアクセル(3回転半)は跳ばなかったものの、ルッツ-トーループの連続3回転などを披露。「カナダ大会からいい方向に向かっていると思う」と順調ぶりを語った。

10月のGPフランス大会で日本女子3人目の初出場初優勝。11月のカナダ大会でも銅メダルを獲得し、一番乗りでファイナル進出を決めた。注目度も急上昇。この日は29社64人の報道陣が集まり、練習前には自らその数を数える様子も見られた。「そんなに来ないかなって思っていた。予想を超える数のメディアの方がたくさん来てくださったので、すごく緊張した」と白い歯を見せた。

GPファイナルは、出場を目指す26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)の前哨戦とも位置付けられる大会。世界のトップ選手たちが集うが、自身は五輪の最終選考会となる年末の全日本選手権(東京)の予行練習と捉えている。「正直順位は全く気にしていない。まずはベストな演技をすることを目指している」と目的は明確。大技3回転半はショートプログラム(SP)、フリーでそれぞれ1本ずつの予定で、「緊張の中でどう戦っていくのか、ファイナルで確認したい」と先を見据えていた。