プロボクシング元世界4階級制覇王者で現WBA世界バンタム級9位の井岡一翔（36＝志成）が、同級王座挑戦候補としてWBC同…

プロボクシング元世界4階級制覇王者で現WBA世界バンタム級9位の井岡一翔（36＝志成）が、同級王座挑戦候補としてWBC同級王者の井上拓真（29＝大橋）を第一希望に挙げた。28日、都内の所属ジムで12月31日に東京・大田区総合体育館でベネズエラ国内王者マイケル・オルドスゴイッティ（24＝ベネズエラ）とのWBA同級挑戦者決定戦の臨むことが発表された。

昨年5月に当時のWBA世界スーパーフライ級王者フェルナンド・マルティネス（アルゼインチン）に判定で敗れて以来約7カ月ぶりの再起戦。バンタム級に上げて日本人初の5階級制覇を目指すことを表明している井岡は「活躍している日本選手がいる中、自分がバンタム級に上げることでより盛り上がる。その中で自分がチャンピオンに返り咲いて5階級制覇したい。まず大みそかに勝ってそれを実現させたい」と語った。

勝てば12月17日に東京・両国国技館で行われるWBA王者の堤聖也（29＝角海老宝石）と、元5階級制覇王者で同暫定王者のノニト・ドネア（42＝フィリピン）との団体内統一戦の勝者への挑戦権を得るが、井岡は現在WBCでも5位にランクされており、24日にWBC同級王座決定戦で那須川天心（26＝帝拳）に判定勝ちして王者になった井上拓真も「決まればモチベーションが上がる」と井岡との対戦に興味を示している。

現時点でターゲットは堤、ドネア、井上の3人。その中で井岡は「率直に、正直に誰と一番やりたいかと言えば拓真選手。前回の試合も含めて評価も一番高いんじゃないですか。盛り上がるという意味でもファンが一番見たいと思う」と井上への挑戦を第一希望に挙げた。