スノーボード・アルペン女子の三木つばき(22=浜松いわた信用金庫)が27日、来月上旬のワールドカップ(W杯)で開幕する2…

スノーボード・アルペン女子の三木つばき(22=浜松いわた信用金庫)が27日、来月上旬のワールドカップ(W杯)で開幕する26年ミラノ・コルティナ五輪(オリンピック)シーズンに向けて意気込みを語った。

合宿先の欧州からオンラインで会見。W杯初戦となる12月6日の中国大会へ向け、「例年と比べても気持ちの変化はあまりない。最終的な結果ではなくタイムに絞って、より自分の結果にフォーカスしたい。昨シーズンの自分を超えていくことを意識している」と思いを込めた。

8月末からイタリアやベルギー、スイスなどで合宿を実施し、基礎練習を積んできた。頂点を目指す五輪までに計11戦のW杯を戦う。本番1週間前の来年1月31日のスロベニア大会を最重要の一戦と位置付けており、「1週間でどれだけ滑りを変えてくる選手がいるかわからないが、そこでの勝敗はそのまま五輪に出ると思う。勝てるような滑りをしておくことが大事になる」と展望を述べた。

24-25年シーズンはW杯17戦で4度の優勝を含め13戦で表彰台に上がり、パラレル大回転と非五輪競技のパラレル回転、総合優勝の3冠を達成。世界選手権でも、それぞれ金、銀メダル獲得と飛躍を果たした。22年北京五輪は9位に終わっており、来季の夢舞台はリベンジの舞台。五輪2連覇のエステル・レデツカ(チェコ)ら強力なライバルも立ちはだかる。昨季のベストの状態と比較すると現状は70%くらいといい、「今のままではオリンピックでは勝てない。ここから挽回して行けたら。120%を目指す」と気を引き締めていた。