巨人は26日、日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使した松本剛外野手(32)を獲得したことを発表した。巨人に…
巨人は26日、日本ハムから国内フリーエージェント(FA)権を行使した松本剛外野手(32)を獲得したことを発表した。
巨人にとっては大きな戦力補強に成功した。12年以来の日本一を目指す中で「外野手」は補強ポイントの1つ。今季は年間を通して外野を固定することができなかった。チーム最多の109試合に外野でスタメン出場したトレイ・キャベッジ外野手(28)は去就が不透明。丸佳浩外野手(36)、若林楽人外野手(27)、中山礼都内野手(23)、佐々木俊輔外野手(26)、浅野翔吾外野手(21)、ドラフト4位の中大・皆川岳飛外野手(22=前橋育英)ら候補は多いが、レギュラーの座は白紙の状況にある。
「右打ち」であることもプラス材料だ。長らく不動の4番として君臨してきた岡本和真内野手(29)がポスティングシステムを利用してのメジャー移籍を決断。22年にパ・リーグで首位打者を獲得した実績を持つ松本が本来の力を取り戻せば、クリーンアップを任せることもできる。
さらに、「リーダーシップ」も大きな強みとなる。松本は日本ハムで23年からの3年間選手会長を務めた。長年チームの先頭に立ってきた長野久義氏(40)が今季限りで現役引退しただけに、まとめ役としても期待がかかる。