陸上男子長距離の嶋津雄大(25=GMOインターネットグループ)が、28年ロサンゼルスパラリンピック挑戦を公表した。25日…

陸上男子長距離の嶋津雄大(25=GMOインターネットグループ)が、28年ロサンゼルスパラリンピック挑戦を公表した。25日、都内でミズノのイベントに出席し「新たなチャレンジになる」と思いを明かした。

生まれつき、視力が弱い「網膜色素変性症」を患っており、暗いところなどでは周囲が見えづらい。クラス分けはまだというが「T13(軽度弱視)にはなると思う」と予測。ただ「検査したらT12に近づいていた」と症状が進行しており、白杖を携帯している状況だと明かした。

創価大時代は4年連続で箱根に出走。2年時は10区で、4年時は4区で区間賞を獲得した。実業団でも競技を継続。今年の全日本実業団対抗駅伝(ニューイヤー駅伝)では6区区間賞を果たすなど活躍を続ける。

パラ陸上では1500メートル、5000メートルでの出場を見据える。検査の結果によってはマラソンも視野に入れつつ「オリンピック、パラリンピック同時出場が狙えるかもしれない。夢なんですけど。そのチャレンジをまだ僕は諦めたつもりはない」と描いた。

現在は来年1月のニューイヤー駅伝出場を目指し、練習に励む。「駅伝とパラとの二刀流で。ロスが最大の目標になる」と意気込んだ。【飯岡大暉】