WBC世界バンタム級王者となった井上拓真(29=大橋)が来年5月、東京ドームで初防衛戦に臨むことが24日、最有力となった…
WBC世界バンタム級王者となった井上拓真(29=大橋)が来年5月、東京ドームで初防衛戦に臨むことが24日、最有力となった。4団体統一スーパーバンタム級王者の兄尚弥(32=大橋)-WBA、WBC、WBO世界同級1位中谷潤人(27=M・T)戦がメインイベントとなるビッグ興行のアンダーカードに入ることになる。所属ジムの大橋秀行会長(60)は「みんなが望む試合は来年5月。大きな舞台で拓真が初防衛戦をすることになると思う」と明かした。
井上は24年5月、尚弥とともに東京ドーム大会に同時出場。兄はルイス・ネリ(メキシコ)に6回TKO勝利。井上は石田匠に判定勝ちし、兄弟そろって防衛に成功していた。実現すれば2度目の東京ドーム兄弟出場。前回は実現しなかった兄弟初となる同時KO防衛を狙うことになる。
王座決定戦での世界ベルト獲得となるため、初防衛戦は指名試合になる可能性が高い。現在、同級3位には元2団体統一スーパーフライ級王者フアンフランシスコ・エストラダ(35=メキシコ)、4位にはWBCシルバー王者アンドリュー・カイン(29=英国)、5位には世界5階級制覇を狙う井岡一翔(36=志成)がいる。楽しみな好カードが実現しそうだ。