阪神村上頌樹投手(27)が、2年連続の大役へ強い意欲を示した。26年の開幕戦となる3月27日、敵地での巨人戦の先発へ「で…
阪神村上頌樹投手(27)が、2年連続の大役へ強い意欲を示した。26年の開幕戦となる3月27日、敵地での巨人戦の先発へ「できたらいいなと思っています。何年も連続でできたら」と明かしたもの。球団初のリーグ連覇へ、25年の3冠右腕が投手陣の先陣を切る覚悟を示した。
プロ5年目で初めて開幕投手を務めた今年3月28日の広島戦。敵地マツダスタジアムで完封目前で交代も、8回2/3を4安打無失点と好投した。同球場では昨年9月27日の同戦で救援し、末包にサヨナラ打を浴びた。球団初の連覇を絶望的にし「自分のせいで負けた」と悔し涙を流した。因縁のマウンドでリベンジを果たした。04年井川慶以来の開幕からの3戦3勝を飾り、最多勝、勝率、奪三振の3冠につなげていった。
以来、リーグ戦再開の6月27日ヤクルト戦、クライマックスシリーズ・ファイナルステージ、日本シリーズも村上が開幕投手を務めてきた。重圧がかかる大役に対し「やりたいなって気持ちはずっとあります」とエースの覚悟を持ち続ける。
来季の開幕の相手は巨人。プロ通算7試合で4勝無敗の好相性だが「まだ投げるかもわかってないんで、なんとも言えないですけど。しっかりオフシーズン、キャンプとやっていけたらいいなとは思ってます」と冷静にやるべきことを積み重ねていく。晴れて藤川監督から指名を受ければ、3冠右腕がシーズンに球春を告げる。【堀まどか】