<プロボクシング:WBC世界バンタム級王座決定12回戦>◇24日◇トヨタアリーナ東京無敗の格闘家でWBC世界バンタム級1…

<プロボクシング:WBC世界バンタム級王座決定12回戦>◇24日◇トヨタアリーナ東京

無敗の格闘家でWBC世界バンタム級1位の那須川天心(27=帝拳)が、ボクシングデビュー8戦目で世界王座に挑戦した。同級2位の元WBA世界同級王者井上拓真(29=大橋)との対決。第8ラウンド(R)終了時点の採点途中経過も公開された。

「ジャッジ1氏が76-76。ジャッジ1氏が77-75。ジャッジ1氏が78-74。2-0で井上拓真選手」

そう場内アナウンスがあると、どよめき、大歓声に包まれた。

第4R終了時は、ジャッジ3氏が全て「38-38」。SNSでは「イーブンか、ちょっと意外」「イーブンなんだ。これは意外だ」「4Rまでのジャッジでイーブンなのか…天心ジャッジ厳しいぞ」の個人的な感想や「井上拓真が良くなってきた。天心の空振りが増えてきてる。4ラウンドでイーブンに」という巻き返しの声も上がっていたが、次の4Rで形勢が一気に井上リードへ傾いた。

天心にとって公開採点は初。第4R後に点数がアナウンスされた瞬間、表情を変えることはなかった。第8Rの後は初めて、いすに座って点数を聞いていた。