<プロボクシング:スーパーフライ級10回戦>◇24日◇トヨタアリーナ東京元WBC世界スーパーフライ級王者で現WBC世界同…
<プロボクシング:スーパーフライ級10回戦>◇24日◇トヨタアリーナ東京
元WBC世界スーパーフライ級王者で現WBC世界同級1位のカルロス・クアドラス(37=メキシコ)が現役引退を表明した。
21年ボクシング世界選手権で日本人初の金メダルを獲得したWBO世界バンタム級14位坪井智也(29=帝拳)とのスーパーフライ級10回戦に臨み、8回2分59秒、TKO負けを喫した。序盤から左フック、右ストレート、ボディー連打を浴び、ふらついたところでレフェリーに試合を止められた。
V6防衛、2度の世界王座戴冠の実績を持つクアドラス(メキシコ)は15年11月の江藤光喜との防衛戦以来、約10年ぶりの日本リングだった。帝拳ジム所属として初めて世界王座を獲得していたクアドラスは「やれることはすべて出した。私のキャリアは日本で始まり、日本で終わる。これがラストマッチだ。負けたら引退するつもりだった。坪井選手は素晴らしい。負けを認める」とすがすがしい表情だった。