バレーボール男子の名門、熊本・鎮西高の畑野久雄監督が24日、死去した。80歳だった。同監督は74年から同高の指揮を執り…
バレーボール男子の名門、熊本・鎮西高の畑野久雄監督が24日、死去した。80歳だった。同監督は74年から同高の指揮を執り、春高バレーで3度、インターハイで5度の優勝などに導いた。24年パリ五輪代表の宮浦健人(名古屋)、ビーチバレー北京五輪代表、朝日健太郎(現参議院議員)ら多くの選手を育てた。16年熊本地震際には、体育館が半壊するなど、練習環境が厳しい状態を乗り越え、17年の春高出場を果たした。
今年はインターハイ、国民スポーツ大会をともに制し、10日には、来年1月に開催される春高バレーの熊本代表を決めたばかりだった。監督就任51年目で高校3冠を目指して練習に励んでいる中での突然の訃報となった。新チームになった2月以降、公式戦は負けなし。来月行われる全日本選手権(天皇杯)にも、Vリーグの鹿児島を破り、九州ブロック代表として、出場が決まっている。