スノーボード男子ハーフパイプで、22年北京五輪代表の戸塚優斗(24)が24日、所属のヨネックスが都内で行ったトークショ…
スノーボード男子ハーフパイプで、22年北京五輪代表の戸塚優斗(24)が24日、所属のヨネックスが都内で行ったトークショーに出演した。競技を始めたきっかけや、これまで出場した競技会の裏話などを披露し、集まったファンと交流。「普段話せないことも話せた。こうやって来ていただけるとうれしい」と実感を込めた。
代表入りが有力視されている26年ミラノ・コルティナ五輪の開幕まで約2カ月。大舞台に向け、今回は“3つの夢”をかなえに行く。
1つ目はキャンピングカーを交流のある関係者からもらうこと。初出場の18年平昌五輪から「表彰台に立ったら」と条件付きで約束しているが、まだゲットできていない。「日本一周しようかな」と思い描いているだけに、今回は必ず3位以内に入ってみせる。
2つ目は3人組ロックバンド・Mrs. GREEN APPLEとの共演だ。5年以上前からの大ファン。ライブも頻繁に参戦し、洋服やネイルなど容姿の影響も受ける。24年パリ五輪ではバドミントン女子ダブルスで銅メダルを獲得した志田千陽(再春館製薬所)が、ファンと公言していた元乃木坂46・山下美月とテレビ番組で対面。戸塚も五輪メダリストになれば、Mrs. GREEN APPLEと共演できる可能性は十分にある。「それも頑張る理由の1つですね」と笑顔を見せた。
最後は五輪王者の座。これまで平昌五輪から2大会を経験しているが、夢舞台独特の緊張もあって満足のいくパフォーマンスが発揮できていない。3季連続W杯総合王者の平野流佳(INPEX)、北京五輪金メダルの平野歩夢(TOKIOインカラミ)とライバルは多いが、「五輪シーズンで3度目。そろそろ結果を残したい」と懸ける思いは強い。
今後は1日に出国してスノーリーグに参戦し、そのままワールドカップ第1戦(ともに中国)に出場する。「やりたいルーティンを決めたい、というのが目標。それを決めた先に何色のメダルがまっているのかが気になる。自分が納得のいく滑りができて、それが金につながったら一番うれしい」と意気込んだ。