「大相撲九州場所・千秋楽」(23日、福岡国際センター) 新関脇安青錦が12勝3敗で初優勝を飾った。ウクライナ出身で初。…
「大相撲九州場所・千秋楽」(23日、福岡国際センター)
新関脇安青錦が12勝3敗で初優勝を飾った。ウクライナ出身で初。本割で大関琴桜を内無双で破り、横綱大の里の休場による不戦勝で勝ち星が並んだ横綱豊昇龍との優勝決定戦を送り投げで制した。高田川審判部長(元関脇安芸乃島)は大関昇進を諮る臨時理事会の招集を八角理事長(元横綱北勝海)に要請し、了承された。琴欧州(後の琴欧洲=現鳴戸親方)の所要19場所を超え、所要14場所の史上最速昇進が事実上、決まった。元横綱武蔵丸でデイリースポーツ評論家の武蔵川親方は「どんどん前に出ていく相撲を磨いていってほしい」と期待した。
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豊昇龍はこれで安青錦に4連敗か。いつも似たような相撲で負けているな。14日目もそうだけど、これまでは立ち合いで当たり負けしていることが多かった。でも、優勝決定戦は頭から当たっていったので、よしと思って見ていたら、途中からまた引いてしまった。せっかく頭からいったんだから、そのまま前みつを狙っていけばいいのに。もう引いてしまうのが癖になってるな。これを直さないと、これからも安青錦には勝てないよ。
安青錦はムラがなく安定した相撲を取っていたね。ただ、本割の琴桜戦はタイミング良く内無双を決めたけど、あんな大きな相手に下に潜り込んでしまうと押しつぶされてケガをするよ。いい出足があるんだから、スピードをつけて、どんどん前に出ていく相撲を磨いていってほしいね。
来年は大関として迎えることになりそうだな。しっかり体を休めて、また新しい目標を立てて頑張ってほしいね。