今季で現役引退した長野久義さん(40)が最後の「ヒーローインタビュー」に臨んだ。ファンフェスタ内で引退セレモニーが行われ…

今季で現役引退した長野久義さん(40)が最後の「ヒーローインタビュー」に臨んだ。

ファンフェスタ内で引退セレモニーが行われ、あいさつは希望してお立ち台形式に。「最高です!」と切り出した。プロ16年の特別映像に「格好いい時期があったな。ちょっと見ほれてました」とわずかの冗談で感慨に浸った。

高橋由伸さん、カブス鈴木誠也、原辰徳さんの映像メッセージに加え、オリオールズ菅野がサプライズで登場。次の夢を聞かれ、「来年、阿部ジャイアンツが日本一になることが僕の夢です」。花束を渡した阿部監督と涙の抱擁となった。

来年3月オープン戦での引退試合も決まった。「素晴らしいセレモニーを用意していただき球団関係者の皆さまに本当に感謝しています」。場内一周後、仲間がマウンド付近に集まる姿を見ると、小走りになった。円の中で探したのは、大リーグに挑戦する岡本。先に胴上げを促し、自分は2番手に。常に思いやりの男だった背番号7。7度宙を舞って選手生活に別れを告げた。