プロボクシング東洋太平洋フェザー級王者でIBF世界同級5位の中野幹士(30=帝拳)が、那須川天心(27=帝拳)に“勝利の…
プロボクシング東洋太平洋フェザー級王者でIBF世界同級5位の中野幹士(30=帝拳)が、那須川天心(27=帝拳)に“勝利のバトン”を届ける。
同級3位ライース・アリーム(35=米国)との同級挑戦者決定戦(24日、トヨタアリーナ東京)を控えた23日、都内で計量に臨み57・1キロのリミットでクリアした。
試合は同門のWBC世界バンタム級1位の那須川と、同級2位・井上拓真(29=大橋)の同級王座決定戦のセミファイナルとして行われる。計量後、中野は「(天心の試合も)気になります。しっかり勝って見届けたい。(帝拳勢が出場する)前座からいい流れをもらって(天心に)バトンを渡したい」と意気込んだ。
今年5月に米ラスベガスでペドロ・マルケス(プエルトリコ)に5度のダウンを奪う4回TKO勝利を収めて、世界に強烈なインパクトを残した。アリームに勝てば、現在空位の1位にランキングされ、同級王者アンジェロ・レオ(31=米国)への挑戦権を得る。
「どんな展開になっても必ず勝つという気持ちでリングに上がる。何もしていないと(試合のことを)考えるのでいろんな動画を見てリラックスしている。昨日までは食べ物。勝負めしは特にない。昨日(動画で)見たどれかを食べるかも」と言って笑わせた。