21年ボクシング世界選手権で日本人初の金メダルを獲得したWBO世界バンタム級14位の坪井智也(29=帝拳)が世界上位ラン…

21年ボクシング世界選手権で日本人初の金メダルを獲得したWBO世界バンタム級14位の坪井智也(29=帝拳)が世界上位ランキング奪取を狙う。24日、トヨタアリーナ東京で元WBC世界スーパーフライ級王者カルロス・クアドラス(37=メキシコ)との同級10回戦を控える。23日には東京ドームホテルで前日計量に臨み、100グラム少ない52・0キロでクリア。クアドラスは51・8キロでそれぞれ1発クリアした。

過去6度の世界王座防衛の実績を持つクアドラスに対し、プロ3戦目で挑む形となった坪井は「いろいろ研究もしっかりしてきた。明日に向けてワクワクしている。僕の方が勝っていると思うし、全ラウンドで1個1個楽しみにながら完封して。戦略を立てて何もできなくさせたい」と自信をのぞかせた。

現在、WBC世界同級1位に入るクアドラスに勝てば、一気に上位ランキングに入ることは確実。26年の世界王座挑戦へ、間違いなく重要なリングとなる。52キロ付近まで減量したのはアマチュア時代の19年以来だというが、順調に減量できたという。坪井は「クアドラス選手は僕と似ているタイプ。僕の方がスピードも技術もあると思っている。明日の試合をどうやって完璧にこなすか。勝ちにこだわって全ラウンド支配し、圧倒する方がいいと思う」と戦略を明かしていた。