「神の左」の継承者と呼ばれるプロボクシングWBA世界バンタム級4位の増田陸(28=帝拳)が2戦連続の世界ランカー撃破に自…

「神の左」の継承者と呼ばれるプロボクシングWBA世界バンタム級4位の増田陸(28=帝拳)が2戦連続の世界ランカー撃破に自信を示した。24日、トヨタアリーナ東京でWBC世界同級15位のホセ・カルデロン(22=メキシコ)との同級10回戦に臨む。23日には東京ドームホテルで前日計量に臨み、52・9キロでパスしたカルデロンに対し、増田は53・4キロでクリアした。

計量時にカルデロンと並び立った増田は「少し見上げるぐらい(の身長差)。まあ想定内でイメージしてきた。高い身長のメキシコ人パートナーとスパーリングさせてきたので」と平常心。今年6月、ミチェル・バンケス(ベネズエラ)との世界ランカー対決で1回KO勝利して以来、約5カ月ぶりのリング。前回、左一撃での衝撃KO劇だっただけに再び「神の左」さく裂に期待がかかる。

増田は「何ラウンドになるのか自分も分からない、やってみないと。すぐに終わる可能性もあるので瞬き厳禁です。KOにこだわりはあるが、気負うことなくやりたい」と不敵な笑みを浮かべた。同門の先輩で計12度の防衛記録を持つ元WBC世界同級王者・山中慎介氏と同じサウスポー。山中氏と同じ大和心トレーナーの指導を受けている。山中氏の愛称「神の左」を引き継ぐ選手として「神の左の継承者」と呼ばれている。