<明治安田J3:栃木C3-0長野>◇23日◇第37節◇CFS◇4581人J3で首位の栃木シティが2位以内を確定させ、J2…

<明治安田J3:栃木C3-0長野>◇23日◇第37節◇CFS◇4581人

J3で首位の栃木シティが2位以内を確定させ、J2初昇格を決めた。クラブ史上最多の4581人が集まったホームでAC長野パルセイロを3-0で下して勝ち点74とし、最終節を残して自動昇格圏内を確保した。

後半11分にDFマテイ・ヨニッチ(34)が左CKを頭で合わせて先制。その2分後にも途中出場のDF鈴木裕斗(25)が左からのクロスを右足ボレーで決めてリードを広げた。試合終了間際にはFW吉田篤志(26)が追加点を奪った。

栃木Cは関東1部リーグだった2023年に全国地域チャンピオンズリーグを制し、日本フットボールリーグ(JFL)に昇格。2024年にJFL初優勝を決め、今季J3に初参入した。2022年からチームを率いる今矢直城監督(45)の下、3年連続の昇格となった。

今季はJ1川崎フロンターレでプロキャリアをスタートした在籍3季目のFW田中パウロ淳一(32)ら経験豊富な選手の活躍が光った。そのJリーグ史上最強パフォーマー(?)は、自身のSNSで3年連続の昇格を「わけわからん偉業」と話していた。

J1、J2通算134得点のFWピーター・ウタカ(41)、セレッソ大阪でJ1通算183試合出場のDFマテイ・ヨニッチ(34)も今季新加入で健在ぶりを示した。

なお、J3昇格1季目でのJ2昇格は、2014年のツエーゲン金沢、2015年のレノファ山口FC、2022年のいわきFCが記録している。