◇フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第6戦 フィンランディア杯 最終日(22日、ヘルシンキ) 女子フリーが行…

◇フィギュアスケート グランプリ(GP)シリーズ第6戦 フィンランディア杯 最終日(22日、ヘルシンキ)

 女子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位から出た千葉百音(木下グループ)は、144・33点、合計217・22点で優勝。第3戦スケートカナダに続き2連勝とし、26年ミラノ・コルティナ五輪の代表選考に大きく関わるGPファイナル(12月、名古屋)進出を決めた。

 SP2位から出た千葉は、冒頭の3回転フリップ―トウループの連続ジャンプから、3回転ループ、3回転サルコーと次々とジャンプを着氷。全てを降りてみせると、演技後はこん身のガッツポーズ。気迫のこもった演技を見せつけた。「観客の皆さんと一緒にロミオとジュリエットの雰囲気を共有できて、最高だった」と千葉。「フィンランド初の思い出を優勝という最高の思い出で終えることができてうれしい」と語り、喝采を浴びた。

 日本勢は、SP6位だった松生理乃(中京大)が合計193・21点で逆転の3位。第1戦3位だった住吉りをん(オリエンタルバイオ・明大)は、合計178・26点で7位だった。今大会の結果、日本勢は千葉、中井亜美、坂本花織、渡辺倫果の4人がGPファイナル進出を決めた。