<ラグビーテストマッチ・リポビタンDツアー2025:日本25-23ジョージア>◇22日◇ジョージア・トビリシ世界ランク1…

<ラグビーテストマッチ・リポビタンDツアー2025:日本25-23ジョージア>◇22日◇ジョージア・トビリシ

世界ランク13位の日本代表が、同11位のジョージアに逆転勝ちした。今季最終戦で6試合ぶりの白星を挙げ、27年W杯オーストラリア大会で有利な組み合わせとなる12位以内に浮上する見通しとなった。

前半5分にPGから先制を許したが、3分後にSO李承信(神戸)のPGで同点に追いつく。10分には、相手のミスを突いてキックで前進すると、CTBライリーが快足を飛ばしてトライを決めた。

今遠征で課題としていた、相手がイエローカード(10分間の一時退場)で14人の時間帯も着実に試合を進めた。前半で李が3本のPGを決め、16-6で前半を折り返した。

後半序盤も互いにPGで加点。11分に速攻を受けたが、トライライン寸前でNO8コーネルセン(埼玉)がアンクルタップで失点を防いだ。その後も粘り強い防御を見せたが29分に突破され、3点差に迫られた。

李のPGで6点差に突き放したが、37分にトライを許し、ゴールも決められて22-23。ただ、ラストプレーで李がPGを決めて再逆転。前戦のウェールズ戦では、ラストプレーでPGを決められ23-24で敗れたが、この日は反撃する力強さを見せ2点差で勝ちきった。

エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(65)は「少しずつ点を重ねて勝てた」と振り返った。ロックのワーナー・ディアンズ主将(23=ハリケーンズ)は「とても大変な勝ちだった。ジョージアはとても強く戦ってきた。最後のペナルティーはラッキーだった」と喜んだ。

今秋の強豪とのテストマッチは4連敗中だったが、最終戦で白星を手にした。W杯抽選会を12月3日に控える中、有利な組み分けとなる12位以内に入る見通しとなった。

◆今秋のテストマッチ5連戦

☆10月25日 15●19オーストラリア(国立)

☆11月1日(日本時間2日) 7●61南アフリカ(イングランド・ロンドン)

☆11月8日 10●41アイルランド(ダブリン)

☆11月15日(日本時間16日) 23●24ウェールズ(カーディフ)

☆11月22日 25○23ジョージア(トビリシ)

◆27年W杯オーストラリア大会の抽選方法 今大会から4チーム増加し、24チームが出場。1次Lの抽選は事前に4つの「バンド」に分割され、各バンドから1チームずつ選び6組に振り分けられる。各組上位2チームと、3位の成績上位4チームが決勝Tに進出する。世界ランク12位以内の日本は7~12位の第2バンドに入る見込みで、1次Lでは他の第2バンド勢と対戦しない。23年フランス大会までは20チームが出場し、1次Lは5チームずつ4組に分かれて、上位2チームが決勝Tに進出していた。