<陸上:MARCH対抗戦>◇22日◇町田Gスタ◇男子1万メートル4組青学大の黒田朝日(4年=玉野光南)が27分37秒62…

<陸上:MARCH対抗戦>◇22日◇町田Gスタ◇男子1万メートル4組

青学大の黒田朝日(4年=玉野光南)が27分37秒62の大会新記録で個人全体トップで優勝し、今季日本人学生トップのタイムとなった。

レース後半、中大の藤田大智(3年)に先行された。「自分がほとんど引っ張られるという感じになった」。だが、黒田は冷静だった。「きつさという部分はあったけど、それでもしっかりペースを維持して走り続けた」。

終盤で先頭に立つと、「ラスト200メートルを切っても後ろ(の選手)が出てこなかったので、ちょっと自分で上げて」とさらにペースアップ。そのまま1人旅を続け、2位に約3秒差をつけてフィニッシュした。

この日は黒田を含め5選手が27分台の自己ベストをマーク。2年ぶりの総合優勝にも貢献し、来年の箱根駅伝へ弾みもついた。

「やっぱり、『箱根と言えば青学』と思っているので、チーム全体として最後1カ月後に最高の状態に仕上げて箱根に臨めるようにやっていきたい」。主将としてフレッシュグリーンのタスキをつなぐ準備はできている。【泉光太郎】