<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ最終第6戦フィンランド大会>◇22日◇ヘルシンキ・アイスホール◇ペアフリ…
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ最終第6戦フィンランド大会>◇22日◇ヘルシンキ・アイスホール◇ペアフリー
【ヘルシンキ=松本航】愛称“ゆなすみ”の長岡柚奈(20)森口澄士(すみただ、23)組(木下アカデミー)が4位に入った。
ショートプログラム(SP)5位で迎えたフリーは125・59点を記録し、合計193・12点。初のGPメダルを目指していたが、3位の米国ペアに5・97点届かなかった。昨季世界選手権2位のハゼ、ボロディン組(ドイツ)が合計206・88点で頂点に立った。
“ゆなすみ”は2つのスロージャンプでミスが出たが、2人合わせて跳ぶサイド・バイ・サイド・ジャンプを2本着氷させるなど、これまでの課題も克服。長岡は「レベルをいくつか落としてしまったので、そういうところをしっかりと直していければ、こうやってミスがあっても(地力がついていて)もっと上の点数を目指せるかなと思います」と冷静に分析した。森口も「特に柚奈ちゃんのジャンプに自信がついてきて、僕自身が(自分の出来に)不安になるぐらい柚奈ちゃんに自信が見える。グランプリ2戦を通じて、いいところかなと思います」と今後の大会を見据えた。
今季のGPシリーズはNHK杯、フィンランド大会ともに4位と成長を示し、五輪代表選考会の全日本選手権(12月19~21日、東京・代々木第一体育館)に向かう。26年2月のミラノ・コルティナ五輪代表切符獲得は濃厚な立場であり、貪欲に成長を目指していく。