◆陸上 八王子ロングディスタンス(22日、東京・八王子市上柚木公園陸上競技場) 1万メートルC組(ターゲットタイムは28…
◆陸上 八王子ロングディスタンス(22日、東京・八王子市上柚木公園陸上競技場)
1万メートルC組(ターゲットタイムは28分00秒)で国学院大の主力・野中恒亨(ひろみち、3年)が27分36秒64の日本人学生歴代6位の好タイムでトップだった。27分37秒13の2位に今春、国学院大を卒業した平林清澄(ロジスティード)が自己新記録で続いた。レース後は抱擁し、健闘をたたえ合った。
気温12度でほぼ無風と絶好のコンディション。序盤から積極的に攻めた野中は終盤、先輩の平林と一騎打ち。粘り勝ちし「タイムも狙っていたところより、ちょっと速いくらいだった。良かった」とすがすがしい表情で振り返った。
2年時から主力として学生3大駅伝に出走を続けている野中。今季は10月の出雲駅伝3区2位、11月の全日本大学駅伝3区区間賞と快走中だ。第102回箱根駅伝(来年1月2、3日)へ「箱根の目標は総合優勝。貢献できるような走りというところで、欲張ることなく、ただ自分のやるべきことをやっていく」と頼もしい。「任された区間、5区以外なら全部やろうと思っている。ばんばん攻めていきたい」ときっぱり話した。
自己ベストをマークした平林も「上半期にうまくいかないこともありましたが、久しぶりにノンプレッシャーで走れた。一つ自信になった」と充実の表情。箱根駅伝の総合優勝を目指す後輩たちへ「どんどんチームとして良くなって、箱根で良い結果が出せれば」とエールを送った。