関東大学ラグビーの対抗戦は、23日に伝統の早慶戦(秩父宮ラグビー場)を迎える。早大はこの日、都内のグラウンドで最終調整…

 関東大学ラグビーの対抗戦は、23日に伝統の早慶戦(秩父宮ラグビー場)を迎える。早大はこの日、都内のグラウンドで最終調整。FB矢﨑由高(3年)は「試合に向けて、いい準備を1日出来たと思います」と語った。

 ここまで4勝1敗の早大。早慶戦、早明戦(12月7日、国立)で勝てば2季連続の対抗戦優勝が決まる。この秋、10月から日本代表としてテストマッチ4試合を戦った矢﨑は、17日に欧州遠征から帰国。10月11日の筑波大戦以来、即先発入りした。2年生SOの服部亮太は「プレーに余裕がある。間合い、ラン一つでも周りが見られるので、僕自身がどうしてほしいということを細かいコミュニケーションが取れれば、脅威になると思う」と進化を語ったが、先輩の矢﨑は「足が動いてないだけじゃないですか? さすがに、疲れはゼロではないので。足が動いてないだけじゃないですか」と返して笑わせた。

 役者が揃い、102回目の伝統の一戦へ。チームを率いるCTB野中健吾主将は「自分たちのやるべきことをやれば、慶応さんにも勝てると思う。自分たちに自信を持って戦うだけ」と表情を引き締める。「どのカテゴリーでも、自分がいま出来るプレーを最大限する。状況に合った自分の力を出していきたい」と矢﨑。試合は午後2時、秩父宮ラグビー場でキックオフを迎える。