東京2025世界陸上男子800メートル代表で、同種目の日本記録保持者の駒大・落合晃(こう、1年)は22日、神奈川・秦野…
東京2025世界陸上男子800メートル代表で、同種目の日本記録保持者の駒大・落合晃(こう、1年)は22日、神奈川・秦野市内で行われた記録会で1500メートルの部に出場し、3分40秒94を記録した。自己ベストを3秒以上更新し、1991年度に大場康成さんが打ち立てた3分40秒97の駒大記録を塗り替えた。「3分37秒を狙っていたので悔しい結果になったが、ベストを出せたことは800メートルにもつながったと思う」と振り返った。
レースは、1000メートルあたりまで同大のランナーにペースメイクをしてもらい、最後は1人でスパートをかけた。「ラスト固まってしまって切り替えられないことが結構多い。今日もラスト1周で58秒とかかかっているので、ラスト56秒で上がらないと話にならない」とラストスパートの切り替えを課題を挙げた。
1500メートルは「国体(10月)が終わってから一気に仕上げてきた」と明かし、「まだまだ全然。タイムを伸ばせる感覚はある。しっかり取り組まないといけない」と言葉に力をこめた。レースを見守った大八木弘明総監督も「まだ8割くらい。9割近くなったら3分36秒、37秒くらいいくと思う。日本記録目指してやらないと出ないと思う」と評した。
今日の記録によって、来年の日本選手権参加標準記録突破が濃厚となり、800Mと合わせて2種目での出場が見えてきた。落合は「800メートルが1番だと思っていますが、1500もチャレンジできるなら両方で勝負したい」と意欲をみせた。
自身は今日が今季最後のレース。今年1年を振り返って「環境も変わったりして特別なことを経験させてもらった」と話し、来季の予定については「2月に室内に行く予定。しっかり走れたら」と意気込んだ。