<全日本プロレス:後楽園大会「世界最強タッグ決定リーグ戦2025開幕戦」>22日◇東京・後楽園ホール世界最強タッグ決定リ…
<全日本プロレス:後楽園大会「世界最強タッグ決定リーグ戦2025開幕戦」>22日◇東京・後楽園ホール
世界最強タッグ決定リーグが開幕し、第1試合のBブロック公式戦で他花師&黒潮TOKYOジャパンが、現世界タッグ王者組HAVOC(ザイオン&オデッセイ)に粉砕された。
試合前に行われた入場セレモニーの後、他花師がザイオン&オデッセイのところへ近づいてケンカを売り、そこへ黒潮がコーナーからプランチャを浴びせ、相手組にダメージを与えた状態で試合開始。
中盤には観客席の最上段までザイオンを連れていき、そこで他花師が地獄突きを見舞って、猛ダッシュでリングに帰還。リングアウト勝ちを狙ったが、ザイオンがカウント9でギリギリ戻ると、あとはHAVOCがパワーで他花師&黒潮を押し切った。
HAVOCは同時に強烈なラリアットを他花師&黒潮に浴びせ、最後は5分55秒、ザイオンがダイビングヘッドバットで黒潮から3カウントを奪って順当勝ちした。
バックステージでは黒潮が目に涙をためて震えながら「怖い、怖い、怖いよー! 俺たちのタッグリーグ、ほぼ終わった」と白旗宣言。それでも他花師が「いや、まだ終わってないっすよ。まだ終わってない。まだ初戦やから。初戦にあの一番デカいチームと戦って黒星。これはしょうがない」と励ますと、黒潮も「惜しかった! 非常に惜しかった。今日は他花師がケンカを売ってくれるという作戦はかなり勝機を引き寄せる必殺技かもしれない」と気を取り直した。
黒潮は「てことは明日の沼津(静岡・キラメッセぬまづ)! 宮原(健斗)とデイビーボーイ・スミスJr.! 他花師さん、今日中にお願いしていいですか? 明日の試合のことを今日中にお願いしていいですか?」と何やら不穏なお願い。他花師も「あれをね! オッケー!」と了承した。
はたしてどんな秘策が準備されているというのか。他花師が「沼津だけに浜名湖。浜名湖と言えばうなぎ。うなぎと言えばぬるぬる。ぬるぬると言えば」と聞くと、黒潮は「秋山!」と絶叫。他花師は「正解! シャラップ」とうなずいた。
何かしらのヌルヌル攻撃を仕掛ける可能性もあるが、そもそも浜名湖は静岡西部の浜松市や湖西市などにまたがる湖で、東部の沼津市にはない。そんな地理的認識が間違った2人だったが、その後も「いつまでもしゃべるぞ!」(黒潮)とバックステージを占拠した。
そして他花師が「普通のタッグは1+1は2。他花師とイケメンのタッグは掛け算や。1×1は1。下がっとるやないか!」「最強タッグ2025とかけまして、質屋さんと解きます。その心は価値(勝ち)にこだわる」などとしゃべり続け、結局、バックステージでのコメントに試合時間とほぼ同じ約5分を費やし、スタッフをイラつかせていた。