<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ最終第6戦フィンランド大会>◇21日(日本時間22日)◇ヘルシンキ・アイ…

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ最終第6戦フィンランド大会>◇21日(日本時間22日)◇ヘルシンキ・アイスホール◇女子ショートプログラム(SP)

【ヘルシンキ=松本航】第3戦スケートカナダ優勝の千葉百音(20=木下グループ)が2位発進した。

72・89点を記録し、首位のアンバー・グレン(米国)とは2・83点差。冒頭のフリップ-トーループの連続3回転ジャンプで着氷が乱れたが、残り2本を降りきり「今日も例外になく、すごく緊張したので、その中で自分らしい滑り、最小限のミスでとどめられたというのは、すごく良かったところだと思います」と前向きに振り返った。

昨季は世界選手権で銅メダル。SPで70点台を並べていく地力がつき、3枠のミラノ・コルティナ五輪代表へも着実にステップを踏んでいる。この日の記者会見前もマスクをつけ「こっちはすごく乾燥していて、喉の安全を守るので精いっぱい。とにかく、うがい手洗い。第一にうがいで、何とか粘膜の安全を守っています。自分とウイルスに勝つという(のが大事)」と体調管理にも万全を期す。

61・42点で5位の住吉りをん(オリエンタルバイオ/明治大)は、ステップシークエンスでの転倒が響いて61・42点の5位発進。涙ながらに「ちょっと足が引っかかったんだろうな、という感じなんですけど『なんで大事なところで、こういうことになるかな』という自分に怒りがあります」と悔やんだ。

61・26点で6位発進の松生理乃(中京大)はジャンプの回転不足が響き「すごく悔しい部分はあるんですけど、とりあえず(ジャンプで回転が抜ける)パンクや、転んだりすることがなく、演技が終えられたのはすごく良かったので、とりあえず安心してます」と自己評価した。

フリーは22日(日本時間23日)に行われる。