北海道や東北を中心にクマによる被害が深刻化しているのを受け、来年1月2、3日に開催される箱根駅伝で「クマ対策」を検討する…

北海道や東北を中心にクマによる被害が深刻化しているのを受け、来年1月2、3日に開催される箱根駅伝で「クマ対策」を検討することが21日、分かった。

主催の関東学生陸上競技連盟によると、すでに箱根町役場と連絡を取り合っており、コースとなる国道1号線や町周辺でのクマの出没は現時点で確認されていない。関係者は「今のところ大騒ぎすることはない」と話すが、「ただ、何かあっては困る。今後、実行委員会で対策を検討する」としている。

対策のロールモデルはあるという。日本学生陸上競技連合などが主催し、10月に宮城県で行われた全日本大学女子駅伝では、独自の対策マニュアルを作成して大会を開催していた。

今後、箱根駅伝の大会実行委員会でもそれを応用したものを作成していくための検討会議を行っていく。

関係者は「冬なのでクマも冬眠に入っているかもしれないが、もしものこともある。(11月に宮城開催の)クイーンズ駅伝(全日本実業団女子駅伝)も見ながら、しっかり対策をしていきたい」とした。