<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ最終第6戦フィンランド大会>◇21日◇ヘルシンキ・アイスホール◇男子ショ…

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ最終第6戦フィンランド大会>◇21日◇ヘルシンキ・アイスホール◇男子ショートプログラム(SP)

【ヘルシンキ=松本航】日本のエース鍵山優真(22=オリエンタルバイオ/中京大)が、国際大会では4年ぶりの80点台と苦しんだ。

88・16点にとどまって3位。首位のアダム・シャオイムファ(フランス)とは4・34点差となった。国際スケート連盟(ISU)公認大会でのSP80点台は、21年のGPイタリア大会(80・53点)以来。冒頭の4回転-3回転の連続ジャンプは3・66点の加点を得る好ジャンプだったが、続く4回転サルコーで転倒し「なんでああいうことになってしまったのか分からないけれど、シンプルに技術的なものだと思う」と分析した。最後のトリプルアクセル(3回転半)も乱れ「やらかしちゃった思いがある」と悔しげに振り返った。

フリーは22日に迎える。6位以内で自力でのファイナル(12月4~7日、名古屋)進出が決まるが、26年2月のミラノ・コルティナ五輪も見据えて、貴重な機会を無駄にできない。リベンジの演技に向けて「明日こそが、自分の真の強さが試される。うまく切り替えて、明日は明日でやらなければいけない。このまま悔しい思いで終わらせるわけにはいかない。それをマイナスの面で捉えるのではなく、背中を押してくれるものとして、気合を入れて頑張りたいと思います」と誓った。